「住宅ローンは年収の5倍まで説」を確かめてみた

住宅ローンを借りる際、このような言葉を聞いたことはありませんか?

「住宅ローンの借入金は年収の5倍まで」

実際にGoogleでも多く検索されている言葉ですが、この言葉を鵜呑みにして借りても大丈夫でしょうか?

今回は年収500万円の人を例に取って、年収の何倍借りたらいいのかを見ていきましょう。

よく言われる年収と手取りの年収は違う

そもそも、年収500万円の人がそのまま1年間で500万円もらえるのかと言ったらそういうわけではありません。

税金や保険料などが引かれ、最終的に残るお金を手取り年収と言います。

大まかな手取り年収は「年収×0.85」で求めることができます。

ちなみに、年収500万円の人の手取り年収は425万円、月収で35万4166円です。

結局どれくらい借りたらいいの?

どれくらい借りたらいいのかわからない時に参考にするのが返済負担率です。

返済負担率とは、毎月返済額を毎月の手取りで割ったもので、毎月の手取りのうち返済額がどれくらい占めるのかを示したものです。

返済負担率は概ね年収500万円の場合、35%が上限とされています。

住宅ローン貧乏にならずに、ゆとりのある生活をしたい場合、返済負担率は20%以内にすることがよいと言われています。

年収500万円の条件でシミュレーションしてみる

  • 年収500万円
  • 金利1.0%
  • 返済期間35年

という条件で年収の3倍、5倍、7倍、10倍の金額で借りた場合の返済負担率をグラフにしてみました。

年収の3倍

返済負担率・・・11.9%

年収の5倍

返済負担率・・・19.9%

年収の7倍

返済負担率・・・27.8%

年収の10倍

返済負担率・・・39.8%

年収の5倍の借入金では、返済負担率をおよそ20%で収めることができます。

年収の7倍の借入金では上限の35%までには収まりますが、思わぬ出費や金利の上昇に備えて無理のない範囲で返済するために、返済負担率は20%以下に納めることをおすすめします。

自分で返済負担率を計算するには?

今回は年収500万円で計算しましたが、自分の年収で計算してみたいという方もいるかもしれません。計算方法をここに載せておきますので気になる方は計算してみてください。

  1. 「年収×0.85」で手取りの年収を出す
  2. 手取りの年収を12で割って手取りの月収を出す
  3. 返済額の試算で借入金、金利を入力し試算実行を押す(ほとんどの住宅ローンの返済方法は元利均等返済です)
  4. 「毎月返済分/手取りの月収×100」で返済負担率が出ます

まとめ

先述した通り、上限いっぱいまで借りるのはあまりおすすめしません。長期に渡って返済していくため、万が一のことも考慮に入れ、余裕を持った金額で借り入れることをおすすめします。

まずはシミュレーションをしてみて返済ができる金額かどうかを考えてみましょう。

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