財形利用者必見!銀行の住宅ローンより金利が安い!?財形住宅融資とは?

 財形住宅融資って何?

「財形住宅融資」という制度でマイホーム購入資金を準備することができます。

実はこの「財形住宅融資」、銀行の住宅ローンよりも支払額が安くなる場合があります。

ただ、利用するためにいくつかの条件を満たす必要があります。
今回は、皆さんが「財形住宅融資」を利用できるか、住宅ローンと比べて何がメリットなのか確認していきましょう。

たくさんある財形住宅融資のメリット

ネット銀行並みに低い金利

金利は、条件によって3パターンあります。

  1. 通常金利
  2. 中小企業勤労者
  3. 子育て勤労者向けの金利
通常金利 中小企業勤労者 子育て勤労者
金利 0.74% 0.54% 0.54%

出典:財形住宅融資金利のお知らせ

  • 中小企業勤労者:常時雇用する労働者数が300人以下の企業に勤める方
  • 子育て勤労者:18歳以下のお子さんを育てている勤労者

中小企業勤労者と子育て世代勤労者であった場合、一般の融資金利より0.2%優遇されます。
ただし、0.2%の優遇ははじめの5年間だけで、その後は、一般の融資金利に戻りますので、注意が必要です。
とはいえ、5年固定金利としては、通常金利でも十分に安いです。

財形住宅融資の金利体系は、5年固定の繰り返しです。
契約から5年間固定金利が続き、5年経過したら、また次の5年間固定金利が続きます。

イメージとしてはこんな感じです。


出典:住宅金融支援機構

融資事務手数料が0円

プランによっては銀行の住宅ローンでは、数十万円、百数十万円かかる融資事務手数料が無料です。
これは大きなメリットですね。

保証料も0円

融資事務手数料に続き、保証料も0円です。
保証料は銀行の住宅ローンの場合、数十万円、百数十万円かかることもありますので、保証料が0円というのも非常に大きなメリットです。

金利も低く、事務手数料や保証料が0円の財形住宅融資はメリット満載です。
ただし、いくつか注意したいポイントがありますので、みていきましょう。

財形住宅融資で注意したいポイント

団信保険料は自己負担です。

銀行の住宅ローンの場合、団信保険料は銀行が払ってくれますが、財形住宅融資の場合、年払いで毎年みなさんが支払うことになります。

どの程度支払うことになるかと言うと、仮に3,000万円、期間35年で財形住宅融資を利用した場合、

35年間のトータルで200万円ほどで、1年目は11万円ほどになります。
借入金額が減っていくと毎年支払う保証料は減っていきます。

こちらの団信特約料(団信保険料)シミュレーションページでどのくらい団信保険料がかかるか計算できます。
機構団信特約料シミュレーション

借入可能額に制限がある

財形住宅融資には借入可能額に制限があります。

融資額

一般財形貯蓄、財形年金貯蓄または財形住宅貯蓄の合計残高の10倍までの額で、最高4,000万円までです。
(住宅取得価額(リフォーム融資は住宅改良価額)の90%が限度となります。)
融資額

仮に、財形貯蓄金額が200万円だったとした場合、財形住宅融資で借りられるのは最高2,000万円までです。
財形住宅融資だけでは資金が足りない場合は、フラット35を併用することなどをお勧めします。

申込み方法

申込方法は郵送または機構融資取り扱い金融機関の2つあります。

郵送で申し込むとき

借入申込書などの必要書類はお客様コールセンターへ請求し無料で発送してもらえます。
お客様コールセンター:0120-0860-35

申込書を記入したら下記まで郵送します。

〒112-8671
東京都文京区後楽1丁目4番10号
独立行政法人住宅金融支援機構 まちづくり推進部 郵送申込係
(Tel:03-5800-8170)

詳しくはこちらをご確認ください。

手続きの流れ・お申込み先

取り扱い金融機関の場合

財形住宅融資を取り扱っている銀行もあるので、郵送手続きより窓口の方がよいと言う方は、取扱銀行に問い合わせをしてみましょう。
住宅ローンの担当者は銀行営業時間内に銀行店舗に不在にしている場合が多いので、事前に電話で確認することをお勧めします。

取り扱い金融機関一覧

都市銀行

  • みずほ銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • りそな銀行
  • 三井住友銀行
  • 埼玉りそな銀行

信託銀行

  • 三井住友信託銀行(東京都)

地方銀行・その他
他はほとんどの地銀、各地域のろうきん、一部の信用金庫です。
申込む場合はこちらの金融機関にお問い合わせください。

「財形住宅融資」を利用できるのはこんな人

財形住宅融資を申し込むためにはいくつかの条件をクリアしていなければなりません。
重要な部分をまとめましたので、みなさんが財形住宅融資を利用できるか確認していきましょう。

申し込みできる人の条件

財形貯蓄している人
財形住宅融資を利用するには、以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。
* 一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄のいずれかを1年以上続けている方
* 申込日前2年以内に財形貯蓄の預入れを行なっている方
* 申込日における残高が50万円以上ある方

年収と借入額の条件が合う人
財形住宅融資は年収に対するすべての借入(※)の年間返済額の割合に以下の制限があります。
※ すべての借入には、自動車ローンや教育ローン、カードローンなどの借入れのことです。

年収 400万円未満 400万円以上
基準 30%以下 35%以下

例えば、年収500万円の場合、すべての借入の年間合計返済額が175万円、月々約14万円以下でなければなりません。

詳しくはこちらでご確認ください。

住宅金融支援機構 ご利用条件・融資対象

70歳未満の方
財形住宅融資申込日現在70歳未満の方が利用できます。

申し込みができる住宅・土地

借りる方の条件に加え、購入を検討している物件に対する条件もあります。

新築住宅建設(注文住宅)

次の1から3までの全てにあてはまる住宅(4にあてはまる土地の場合、土地取得費に対する融資も利用できます。)
1. 住宅部分の床面積が70m²以上280m²以下の住宅
2. 機構の定める技術基準に適合する住宅
3. 竣工時に建築基準法に定める検査済証が交付される住宅(建築確認が不要な住宅を除きます。)
4. 申込年度の2年前の年の4月1日以降に取得または取得予定の土地
* 土地面積の制限はありません。
* 土地融資のみの利用はできません。
(出典:住宅金融支援機構 財形住宅融資)

新築住宅建設(注文住宅)の購入を検討している場合、
財形住宅融資を受けるためには、住宅の条件が上記に合っている必要があります。

いろいろ難しく書かれていますが、一般的な新築住宅建設(注文住宅)であれば、ほとんどの場合、条件を満たしています。
不安な場合は、建設会社の方に確認してもらいましょう。

新築住宅購入(建売戸建て・マンション)

次の1から7のすべてにあてはまる住宅
1. 申込日前2年以内に完成または工事中の住宅(未着工のものを含みます。)
2. 機構の定める技術基準に適合する住宅
3. 竣工時に建築基準法に定める検査済証が交付される住宅(建築確認が不要な住宅を除きます。)
4. 一戸当たりの住宅部分の床面積が次の面積である住宅
* 共同建て(専有面積): 40m²以上280m²以下
* 一戸建て、連続建て、重ね建て:70m²以上280m²以下
5. 申込日前に売主から申込本人または第三者に所有権の登記がされていないもので、申込後に申込本人の所有になる住宅(土地を含みます。)
6. まだ人が住んだことのない住宅
7. 敷地の権利が所有権または借地権(地上権で登記されているものまたは賃借権)である住宅
※定期借地権付住宅に対する融資も行っています。
(出典:住宅金融支援機構 財形住宅融資)

リ・ユース住宅購入(中古戸建て・中古マンション)

次の1から6までのすべてにあてはまる住宅
1. 次のいずれかにあてはまる住宅(新築後の経過年数を問いません。)
* 「 適合証明書」により財形住宅のリ・ユース住宅のタイプのいずれかに適合すると証明されている住宅
* フラット35サイト「中古マンションらくらくフラット35」に掲載されている「適合証明書が省略できる中古マンション」であることが「適合証明省略に関する申出書」により確認された住宅
* 「リ・ユースマンション適合確認書」により要件に適合すると確認された住宅
※昭和58年4月1日以降に新築された住宅(または建築確認日が昭和56年6月1日以降の住宅)でタイプがリ・ユースマンションの場合のみ該当します。
2. 2以上の居住室(食事室を含みます。)並びに台所、トイレ及び浴室がある住宅で、店舗などとの併用でないもの
3. 建築後2年を超えた住宅 (建築後2年以内の場合は、今までに人が住んだことのある住宅)
4. 申込日前に売主から申込本人に所有権の登記がなされていない住宅で、申込後、申込本人の所有になるもの(土地を含みます。)
5. 敷地の権利が所有権または借地権(地上権で登記されているものまたは賃借権)である住宅

※定期借地権付住宅に対する融資も行っています。
6. 一戸当たりの床面積(専有面積)が40m²以上280m²以下の住宅

(出典:住宅金融支援機構 財形住宅融資)

中古マンションを取得する際には、昭和58年4月1日(1983年4月1日)以降に新築された物件でないと、条件を満たさないため注意が必要です。
財形住宅融資を利用できる物件かどうか、不動産会社の方に確認してみましょう(この記事を見せると話が早いと思います)。

いかがでしょうか?
財形住宅融資を利用することはできそうでしょうか?

まとめ

財形貯蓄していて都市銀行やネット銀行の審査に通るか不安な方は財形住宅融資も検討してみてはいかがでしょうか?
金利も低めに設定されているので、申込条件を満たす場合、財形住宅融資はオススメです。

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